中日のドラフト4位花咲徳栄・味谷大誠捕手(18)と同6位大商大・福元悠真外野手(21)が24日、地元CBCテレビの中日情報番組「サンデードラゴンズ」に生出演した。福元は今季セ・リーグ新人王候補DeNA牧と同じ奈良県のバット工房で作られるこだわり木製バットでプロでの活躍を誓った。

「ビール瓶のような形です。インコースの球でもさばけるように芯を長くしています。巨人岡本さんが中学時代に指導を受けた方が削ってくれています。いまの形は岡本さんのバットに近いです」

実物は持参しなかったが、竜の大砲候補生はこだわりマイバットを自慢した。中学時代から地元奈良県橿原市のバット工房「MRバット」で木製マイバットを作ってもらってきた。同社は現在、DeNA牧のバットも製作(シュアプレイ社が委託販売)。形状こそ違うが、史上初めて新人でサイクル安打を達成した今季のセ・リーグ新人王候補と同じ素材、巨人の主砲のバット形状を参考にした。長さ、重さは「秘密です」とニヤリ。こだわりの逸品で夢舞台での活躍を思い描く。

同期ドラフト1位上武大・ブライト健太外野手(22)、同2位駒大・鵜飼航丞外野手(22)も即戦力の右の大砲候補生で、19年ドラフト1位で入団した石川昂も控える。竜の大砲争いは戦国模様。「打撃のタイトルは全部取りたい」と、福元がこだわりの相棒をひっさげプロに飛び込む。

また、福元ともにテレビ生出演した味谷も打撃に自信を持つ未来の正妻候補生だ。来季の監督には同じ右投げ左打ちのOB立浪和義氏(52)が監督の要請を受けている。「プロ野球をあまり見ない僕でも知っている人。経験とかを聞いてみたいです」。中日歴代最多の通算2480安打を放ったレジェンドとの初対面に胸を膨らませていた。