阪神矢野監督が執念のスクイズでとどめの7点目をもぎ取った。

8回に1死三塁で、打席の島田はカウント2-2と追い込まれながらスクイズを敢行。7球目に三走坂本がスタートを切って本塁を陥れた。終盤に飛び出した一手は矢野監督にとっては珍しいタクトだった。指揮官は「追い込まれてからやから簡単じゃない。作戦なんて選手たちがやってくれてこそなんでね、島田がよく決めてくれた」と背番号53を褒めた。

3点差で迎えたこの回は先頭ロハスの中前打から佐藤輝の右前打で無死一、三塁と好機をつくった。佐藤輝が盗塁を決めた後、坂本が2点適時三塁打を放っていた。5点差に突き放したところで、広島の戦意を喪失させるダメ押しスクイズとなった。