オリックスが27日、96年以来、25年ぶりの優勝を決めた。中嶋聡監督(52)は京セラドーム大阪内で優勝会見に臨んだ。一問一答は以下の通り。
-いまの心境
「本当にうれしいです、はい」
-3回、宙に舞ったが
「引退のとき以来ですかね。非常に怖いイメージがあったんですけど」
-ロッテの試合結果を待って優勝だった
「今日決まるとも思わずに、すごい接戦だったので、どっちに転ぶか分からないいいゲームだった。うれしかったですけど、本当にいい戦いができたなと思います」
-監督代行就任から1年2カ月
「最初に言った言葉が、2年連続の最下位からのスタート。それをどうにか変えようと選手、いろんな人に言った。何言われるんだ、こいつと思われるけど、絶対にトップを取ってやろうと」
-全員野球だった
「誰1人欠けることなくやりたかったけど、けが人が出てしまった。それでもしがみついてくれた選手に感謝。それを支えてくれた裏方の方もありがたく思います」
-最下位からの優勝
「選手個々の力、持っているものは引けを取るものはない。試合運びさえうまくいけば、何とかできることはないかとずっと思っていた。選手全員の力が結集した」
-しんどかった場面
「いろんなしんどい思いはしましたけど、(吉田)正尚の死球であったり、あのときはさすがに。それでもラオウ(杉本)を始め、なぐさめてくれましたんで、何とかやることができました」
-宮城、紅林、若手の活躍
「戦力と思って見ていましたし、どこまでやれるか分からなかったけど、その戦力の中でもとびきりの戦力だったというのは、うれしいこと。持っているものを全員が10%、20%みんな力をつけてくれたのかなと」
-西浦選手とは
「才能を持った選手が病気という形で野球ができなくなる悔しさ、選手のみんながかみしめてくれた。僕らも何ということが起きるんだと悲観したけど、西浦自身が元気に迎えてくれた」
-25年前、選手として優勝。四半世紀
「25年間、優勝できない。そのことをクローズアップして言われてきた。何とかしたかった。いまの選手に優勝という経験を何とか積んでくれた。歴史をつくってくれた」
-大阪のファンにとっても、ようやく
「本当にお待たせしました、おめでとうございます、と言いたいです」
-まだ戦いがある
「次のCSファイナル、非常に難しい、緊張したゲームになる。しっかり調整して、その次のステップに進んで、そこでもトップに立ちたい」