ロッテ井口資仁監督(46)が来季も続投することが27日、分かった。

27日の楽天戦に敗れ、51年ぶりとなる勝率1位でのリーグ優勝は逃したものの、シーズンの最終盤までオリックスと優勝争いを演じ、2年連続での2位が確定した。

17年オフに現役を引退。そのまま監督に就任し、3年契約を終えた昨オフ、新たに複数年契約を結んでいた。就任4年目の今季は開幕5連敗の苦しいスタートだったものの、盛り返し、貯金は一時的に就任後最多となる「15」にまで伸ばした。若手育成と勝利を両立させる手腕は、球団フロントにも高く評価される。

昨季のV逸の原因となった打線は、今季はリーグ最多得点が確定的となっている。チーム打率は伸び悩んだものの「この1点を、つかみ取る。」をスローガンに犠打や犠飛、進塁打も絡めるスタイルでパの好投手たちを攻略し、3球団に勝ち越した。

一方で今季は先発陣の不調が響き、27日の試合後には「我々の反省としては、先発陣の整備をこれからしていかなくてはいけない」と見すえていた。

フロントと密に連携し、1、2軍での意識共有にも力を注いできた。安田、藤原、佐々木朗、鈴木、松川とドラフトでも違うタイプ、ポジションの主力候補を5年続けてドラフト1位で指名。近未来の常勝軍団の構築を目指しながら、チーム組織も強化している。

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