日本ハムは29日、新監督に日米4球団でプレーしたOB新庄剛志氏(49)が就任すると発表した。同氏の球界復帰は現役を引退した06年以来、16年ぶり。

球団は16日に10年間指揮を執った栗山英樹監督(60)が今季限りで退任することを発表。27日には新GMとして、今夏の東京五輪で監督として侍ジャパンを金メダルに導いた球団のスポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)でもある稲葉篤紀氏(49)の就任を発表していた。

新庄氏は本拠地を東京から北海道へ移転した04年に加入し、勝負強い打撃とレベルの高い外野守備、そして派手なパフォーマンスでもファンを魅了。06年にはチームを日本一に導いて現役引退したスーパースターが、鉄壁の右中間を形成した稲葉新GMとともに、3年連続Bクラスのチーム再建に挑むことになった。

 

◆新庄剛志(しんじょう・つよし)1972年(昭47)1月28日、長崎県生まれ。西日本短大付から89年ドラフト5位で阪神に入団。00年オフにFAでメッツ移籍。02年はジャイアンツで日本人初のワールドシリーズ出場。04年に日本へ復帰し、日本ハムに加入。日本ハム時代の登録名はSHINJO。06年に44年ぶり日本一に貢献して引退。ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞10度。現役時代は181センチ、76キロ。右投げ右打ち。昨年12月、12球団合同トライアウトに日本ハムのユニホームを着て参加した。