ソフトバンクの藤本博史新監督(57)が29日、ペイペイドームで就任会見に臨んだ。「来季は、けが人を少なくして、各選手の力をしっかり出せるように、私、コーチ、スタッフ全員で全力でサポートをしていきたい。チーム一丸となってペナントレースの優勝、日本一に向かって頑張っていきたい」と抱負を語った。過去のダイエー、ソフトバンク監督の主な就任会見での発言は以下の通り。
◆95年~08年 王貞治監督
根本監督らの熱心な誘いを受けて就任。94年10月の就任会見では、世界最高の868本塁打を放った王監督らしく「攻撃野球が理想」と掲げた。現役時代、指導者として初めて巨人以外のユニホームに袖を通すことになり「選手として22年、助監督、監督として8年間、自分なりに体験し、若い選手に伝えたいものがある。これは巨人のユニホームばかり着ていて伝えられるものではない。パには西武という高い壁がある。この壁を乗り越えるのは大変だが、質量とも中身の濃い練習で内部的に戦力アップし、力をつけていきたい」と意気込んだ。
◆09年~14年 秋山幸二監督
王監督の退任に伴い、ヘッドコーチから昇格。08年10月の就任会見では「王イズムはどういうことか、と考えたら勝つために何をするか。勝つことを大前提に、優勝を目標にする。その目標を達成できる、強いホークスをつくっていきたい」と力強く、王ホークスの継承を宣言した。また「今までは技術に目がいきがちだったけど、筋力アップの必要な時期の若い選手が今は多い。ホークスも城島、井口、小久保、松中たちが競って筋トレをやってた時期があった」と「肉体強化」を推奨。「打つときは打つ、守るときは守る、豪快な野球もできる。臨機応変に、いろんな戦法で勝っていけるチームにしたい」と、自身が現役時代にプレーしていた「西武黄金期」の野球を取り入れることも明かした。
◆15年~21年 工藤公康監督
14年にリーグ優勝&日本一を達成して退任した秋山監督の後を受け、14年11月に就任会見。「現役の時から思っているのは、1日でも長くユニホームを着るのは、選手にとって何よりも大切なこと。そうするためには何が必要かは考えてほしい。必然と自分がなすべきことは分かると思う。その思いだけは持っていてほしい」と、自身が29年間、48歳までプレーした経験も踏まえて選手たちに呼びかけた。「落ちていくチームは当然、ケガ人が多かったり、主軸が思わぬアクシデントだったり、チームの選手層がないと毎年優勝を続けるのは難しい。まずはケガをしないこと」と、常勝のためには故障防止が何より大事と力説した。



