DeNAは30日、斎藤俊介投手(27)が現役を引退すると発表した。

成田高校(千葉)から立大-JX-ENEOSをへて17年ドラフト4位でDeNAに入団。19年には16試合に登板し、通算成績は0勝1敗、防御率5・76だった。今季は1軍登板がなく、8月に右肘のクリーニングを受けた。10月5日に戦力外通告を受けていた。

明るいキャラクターで、一発ギャグやモノマネでチームを盛り上げた。戦力外通告を受けた後は、そのまま横浜スタジアムでチームメートにあいさつ。スーツ姿でダッシュなど、ウオーミングアップに参加する一幕もあった。

斎藤のコメントは以下の通り。

今季限りで引退することを決断いたしました。入団してからなかなか思うようなプレーが出来ず苦しい時もありましたが、支えてくださった監督、コーチ、トレーナー、スタッフ、そしてファンの皆さまのおかげで最後の最後まで頑張り抜くことが出来ました。

リハビリばかりで大変だったはずなのですが、浮かんでくるのは必死にサポートしてくれたトレーナーとコーチの方々のことや、チームのみんなと一緒に戦えたこと、大きな声援で力をくれたファンの皆さまのことなど、うれしかったり楽しかったことばかりです。あのうれしさや感動があったから、どんなに辛くても乗り越えてこれたと思います。

僕に関わってくれた皆さんのおかげで悔いなく引退することができて、僕の野球人生は本当に幸せでした。

次のステージでもどんな困難も明るく乗り越えて自分らしく精進していきます。今まで本当にありがとうございました。

◆斎藤俊介(さいとう・しゅんすけ)1994年(平6)1月7日生まれ。千葉県出身。成田高(千葉)-立大-JX-ENEOSをへて17年ドラフト4位でDeNAに入団。176センチ、85キロ。右投げ右打ち。血液型A。