全国女子中学硬式野球選手権(9月20~23日・静岡、群馬県)で4年ぶり3度目の優勝を飾ったスルガマリンガールズが1日、静岡県庁に出野勉副知事(69)を表敬訪問した。岩見正樹監督(55)と伊藤愛友菜(あゆな)主将ら、3年生7人がチームを代表して出席。全国制覇を報告した。

昨年の同大会はコロナ禍で中止となった。今大会、ナインは先輩の思いも背負って出場。1回戦のエイジェックユース(栃木)戦の逆転サヨナラ勝ち(5○4)を契機に、一気に頂点まで駆け上がった。出野副知事は「先輩たちの気持ちを受けて、厳しい戦いを勝ち抜いた。素晴らしい成果だと思う」とたたえた。

今後チームはリーグ戦の順位決定戦を経て、今月20日から和歌山県で開催される中学最後の公式戦「第3回リトルシニア関西連盟女子中学硬式野球大会」に臨む。伊藤主将は「最後の大会も優勝できるように、もう1度気を引き締めてやっていきたい」と決意を新たにしていた。