広島小園海斗内野手(21)が、球団の高卒3年目では92年前田智徳以来の打率3割到達を惜しくも逃した。

「2番遊撃」でスタメン出場。初回に中前打を放ち、2回は左犠飛、5回に右前打、6回に右中間への二塁打で3安打を記録。あと1本で大台に到達するところで迎えた8回1死二塁。高めのボール球を振らされ、空振り三振。天を仰ぎ、悔しさをにじませた。

結果的にはセ・リーグ8位の打率2割9分8厘で今季を終えた。小園は「全部打たないといけなかったので、積極的に打つと決めていた。いいスイングもできたし、いいところまで粘れた。来年につながるんじゃないかなと思います」と前を向いた。