上武大が4強進出を決め、明治神宮大会出場に王手をかけた。中日ドラフト1位指名のブライト健太外野手(4年=葛飾野)が2安打1打点と打線をけん引。1回2死三塁から「最初のチャンスで自分が打つと流れに乗れると思ったので、思い切って打ちました」と外角低めの118キロの変化球を右前へ運び、先制点を挙げた。主導権を握る一打となったが、試合後は「タイミングの取り方が悪いです」と反省が口をついた。

ドラフトから3週間が経過し、心境に変化があったという。これまでは1打席の結果に一喜一憂していたが「自分のスイングが出来ているか、自分の課題がこなせているか。そういった長い目で見る部分を気にするようになりました」。冷静な目で自身を見つめながら、チームを全国の舞台に導く覚悟だ。