慶大・谷村然投手(2年=桐光学園)が先発し、7回2安打無失点で勝利した。

丁寧さが光った。130キロ台後半の直球を軸に、変化球も交え、ストライク先行のピッチング。4回2死から四球を出すまで、1人の走者も許さなかった。その四球の後、連打で塁を埋めたが、次の打者を見逃し三振。崩れなかった。「できすぎです。自分のいいときの感触で投げられました」と控えめに喜んだ。

目標の投手には、慶大の先輩、森田晃介投手(4年=慶応)を挙げる。「安定していて、狙ったところに投げられる。超えていけるように頑張りたい」。その森田からは「思い切ってチャレンジしてみろ。自分の限界値を伸ばしていくことが大事だ」と言われた。金言を生かし、来春のリーグ戦デビューを目指す。