BIGBOSSが、ついに動きだした。日本ハム新庄剛志監督(49)が8日、沖縄・国頭で行われている秋季キャンプを初視察した。本格始動初日の動きを追う。
◆午前8時48分
上下真っ赤なジャージーで姿で球場入り。黒のサングラスをかけて、自らカメラの前に来て話し出した。
「おはようございます。ちょっと地味かな? 大丈夫? 楽しみですね。まずは選手の身体能力というか、足のスピードと肩の強さをチェックして。あとは球団の考えた流れで見ていきたい。これから3日間いて、もし練習に飽きたら2日で帰る。どこ行けばいいの? オレ。ちゃんと指示してよ」
◆午前9時30分
バックネット裏の部屋で稲葉篤紀GMと談笑。チームは同時刻に体幹トレーニングをスタート
◆同37分
グラウンド入り。後ろから稲葉GMも歩いて同行。左翼付近で選手に「おはようございます」とあいさつ。選手を座らせて、初の訓示を開始。自らも中心で座り込む
◆同40分
選手たちと記念撮影。拍手が起きる
◆同48分
グラウンドの内野、三本間付近に白いバンが入り、BIGBOSSが天井の上に立ち、なぜか高さをチェックする
◆同59分
野手のダッシュのタイム測定を自らのスマホで撮影。各選手約40メートルの一発勝負。「サニブラウンに勝った男」五十幡が5秒ジャストで1位。その様子を見たBIGBOSSも笑顔を見せた
◆午前10時6分
バックネット裏のスタンドに上がる。野手の様子を上から撮影。真っ赤なジャージーのフードをかぶる。スタンドに上がった理由は、40メートルのタイムを元に2組に分け、ベースランニング対決を視察するため
◆同22分
吉田、生田目、根本がブルペン入り。野手はキャッチボール開始。ビッグボスはいったんベンチ裏に引き揚げる
◆同32分
再びグラウンドへ。白いバンも登場
◆同34分
遠投チェック開始。本塁付近から左翼方向へ送球。先ほど天井に乗った白いバンの上に関係者が立ち、細長い棒を持って高さを設定。その棒より低い送球を求めた。BIGBOSS流練習
◆同39分
遠投チェック終了
◆同40分
打撃練習の準備中に1人でセンター方向へ。その後一塁に移動し、走者役をしながら選手の動きを確認
◆同50分
バント練習用のマシンを稲葉GMとチェック。自ら機械を調整し、設定スピードを上げる。「オレ、意外とバント得意だったから」と話す
◆同55分
一塁ベンチ前で稲葉GMと打撃談議をしながら選手の動きを見守る
◆午前11時4分
打撃練習を終えた渡辺がBIGBOSSの元へ。「初めまして、8年目の渡辺です。よろしくお願いします」とあいさつ。新庄監督は右拳でグータッチして「よろしく!」
◆同9分
バント練習前の郡に「セーフティー多めに」と声をかける。その後は右翼付近に移動して打撃練習をチェック
◆同25分
遊撃付近でトンボを手に取り、ノックを受ける上野と細川のために土をならす。その後はトンボを持ったまま遊撃後方の芝生で動きをチェック
◆同54分
二塁の守備練習を終えた佐藤、郡がトンボがけしようとすると制して自らトンボがけ。2人は頭を下げ、次の練習へ
◆午後0時10分
グラウンドからスタンドを見上げて、報道陣に「監督っぽい?」と白い歯を見せながら質問。打撃練習が終了し、一塁側ベンチ前で木田2軍総合兼投手コーチと話し込む
◆同52分
木田2軍総合兼投手コーチとの話を終え、ベンチ裏へ
◆午後1時25分
国頭村長が球場入り
◆同31分
ビッグボスが球場へ帰還。上下赤から上下黒のジャージーに“お色直し”して再登場。両サイドには白いラインが入っていた
◆同38分
ちょっとブルペンをのぞいて、サブグラウンドへ。内野ノックけんかさ。清宮が一塁、野村が三塁で特守中。内野ノック見た後、報道陣に一言「動きがかわいく見えるんだけど」と感想を漏らす。
◆同52分
特打中のメイングラウンドに戻る。小雨パラパラ。報道陣に「雨降る?本当?」と問いかけお天気チェック。
◆午後2時23分
ウエートルームから出てきて待ち構える報道陣に「明日も…明日もいます? 1カ月くらいいたら? 僕は帰りますけど」と笑顔
◆午後2時41分
球場正面で囲み取材開始。「選手の動きがかわいい。昔とは違うなと。ユニホームを着てないから名前がさっぱり分からん。マッキーか何かで書いてもらわな」と笑顔。お色直しには「おしっこしに行って球場を離れたので。カメラさんもいる。絵的に」と報道陣のカメラの見え方を気にしたようだ