球界を代表する“ビッグ”な選手になる。日本ハムからドラフト2位指名された千葉学芸・有薗直輝内野手(18)が9日、千葉・成田市内のホテルで球団と交渉し、契約金6000万円、年俸600万円で仮契約を結んだ。高校通算70発を放った大砲候補は、新庄剛志監督(49)の指導を熱望。球界を代表する打者に成長することを目標に掲げた。

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仮契約を終えた有薗は「指名あいさつの時よりも落ち着いた感じで話せました」と安堵(あんど)の表情で会見場へ現れた。担当の高橋スカウトから「チームを代表するスラッガーになってほしい」と言葉をかけられ、「今の段階の実力ではなれないと思うので1日1日技術を上げていきたい」と気を引き締めた。

世間に話題をふりまく新庄監督の印象は「スター性があって魅力的な監督。パフォーマンスもやれと言われたらやります。ビッグボスとも呼べれば」と対面を待ち望んでいる。指揮官は現役時代、球界随一の守備力を誇った。「打撃のことはもちろん聞きたいですが、守備の意識を教えてほしい」と攻守での指導を熱望した。

高校通算70本塁打の右の大砲候補は、「(巨人)岡本選手は自分と同じタイプだと思うので」と目標として、セ・リーグ本塁打王の名前を挙げた。

新庄監督はツイッターで、新人を含めて全選手を1軍で起用するプランを明かしている。「チャンスだと思うので、しっかり準備していきたい。初球から強いスイングをします」。185センチ、97キロ。BIGBOSSのもとで球界を代表する“ビッグ”スラッガーになるために突き進む。【小林憲治】

▽日本ハム高橋スカウト(有薗に)「素材を評価しての順位。数年後に大舞台で名前の出る選手になってくれたら」

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