★大石大二郎氏=オリックス4勝2敗、MVP山本

 

日本シリーズはオリックス投手陣VSヤクルト打線の構図ですね。でもシーズンやCSの状態を見ると、第1戦と第6戦を任される山本が2勝すると予想します。CSファイナルSは、攻略のカギを握る3番山田、4番村上の状態が上がっていないように感じました。もちろん2人とも日本シリーズに合わせてしっかり調整してくるでしょうが、山本の投球が上回るのでは。1番塩見が好調でオスナやサンタナにも1発がある強力打線ですが、CSも含めて5月末から16連勝中と勢いが衰えない右腕の攻略は、簡単ではないでしょう。

野手のMVP候補は、吉田正ではないでしょうか。右手骨折から復活したCSファイナルSは故障を感じさせずに振れていたし、打率3割と結果も残した。首位打者がさらに状態を上げて、日本シリーズに仕上げてくるとみます。ポイントは吉田正の前に、いかに走者をためられるかですね。

ただ、オリックスも打線全体はいい状態とはいえません。CSファイナルS第1戦のように、少ない得点を山本が守る展開になるでしょう。初戦を取ればオリックスが断然優位で、逃げ切りに持ち込むとみます。(日刊スポーツ評論家)

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