関西5連盟第2代表の龍谷大(関西6大学)はプロ注目の2枚看板で初戦を惜敗した。

最速153キロ右腕で今秋リーグMVPの先発、伊藤岳斗投手(2年=磐田東)は4回、3安打を集中されて先制の1点を失ったが走者を出しながらも140キロ台後半の速球をコーナーに集めて5回1失点にまとめたが「インコースの厳しいところに投げきれていれば」と悔やんだ。

同点に追いついた直後の6回から最速145キロ左腕の中沢嶺投手(2年=比叡山)が救援。セーフティースクイズで勝ち越し点を奪われた。試合後は「全国に通用する投手になっていきたい」と悔しがった。打線も再三、得点圏に走者を置くが決め手を欠いて得点できず。9回も1死三塁の同点機を築いたが後続が倒れて1歩及ばなかった。元ヤクルトの本郷宏樹監督(45)はかつての本拠地で凱旋(がいせん)試合だったが「なかなか点を取れなかった。あと1本、出なかったところです」と敗因を振り返った。10年以来、11年ぶりの出場で同じ神奈川大に敗戦。03年以来、18年ぶりの白星はならなかった。