西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(54)が21日深夜のフジテレビ系「S-PARK」に生出演し、1勝1敗となった日本シリーズ第3戦以降のキーマンを挙げた。

「両チームともクリーンアップは安定してますし、僕のポイントとしては(オリックス)宗選手、(ヤクルト)塩見選手の働きが左右するんじゃないかと思います。僕も戦っている時そうだったんですけど、クリーンアップが打席に立っている時はあんまりプレッシャーを感じないんですけど、足があって長打があって何でもできる選手はすごい嫌で疲れるんです。チームに勢いがつく」と説明した。

第1戦で9回に同点2点適時打を放ったオリックス宗は、2番として3番吉田正、4番の「ラオウ」杉本につなぐ役割をこなす。

ヤクルト塩見は俊足好打の1番で、青木、山田、村上と続く強力打線のキーマンになっている。

2人のタイプについて清原氏は「自分がライオンズ時代の辻さん(現西武監督)。(巨人の中堅手、クロマティの緩慢プレーで)二塁からホームにかえってきたり。宗選手、塩見選手、ここをどう切るか、ピッチャーは大変だと思います。小技もできますから」とポイントに挙げた。

自身の最年少100号を塗り替えたヤクルト村上については「打席の中で頭を使っている。ヒットを狙っていく打席もあれば、追い込まれたら逆方向にも打てる。昨日(第1戦)のホームランもホームラン狙いではなくて、しっかりコンタクトしている」と精神面の成長を感じていた。