広島九里亜蓮投手(30)が22日、マツダスタジアム内で会見を開き、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留することを発表した。「正直すごく悩んだところはありますけど、どういう選択をするにしてもしっかりとサポートしてくれるという家族の言葉もありましたし、そういう意味では最終的には自分で決めて、残留させて頂くことになりました」。3年契約で総額6・5億円程度(金額は未定)になるとみられる。 九里は今季、自身初の2桁勝利となる13勝(9敗)をマークして最多勝のタイトルを獲得。防御率3・81の成績を残した。「僕個人としては今年だけとならないように。本当にレベルアップして、しっかりとチームを引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います。チームとしてはAクラス、リーグ優勝、日本一を目指してしっかりとやっていきたいと思います」。残留を決め、まずはV奪還を誓った。 広島はFA権申請期限を待たず、今年FA権を取得した大瀬良、九里、堂林3選手全員の来季残留が決まった。