初の日本一に輝いた中央学院大が“歓喜のフライング”をした。

9-8で迎えた9回。1死一、二塁から山崎凪投手(4年=千葉英和)が慶大・萩尾に投ゴロを打たせた。二塁に送り、2死。さらに一塁転送で併殺、試合終了とばかり、ベンチからナインが一斉にマウンド方向へなだれ込んだ。が、一塁は間一髪でセーフだった。ナインは球審にジェスチャーで制止された。

依然続くピンチに、ヒリヒリした空気と、勝利を待てない、うずうずした空気が流れた。次打者は右飛。今度こそ、文句なしの試合終了となり、マウンドで歓喜の輪ができた。山崎は「(最後は)打球の瞬間、打ち取ったと分かったので、本当、うれしかったです」と笑顔で振り返った。

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