西武がパドレスをFAになったブライアン・オグレディ外野手(29)を獲得したことを発表した。1年契約で推定年俸は8000万円。今オフの補強リスト最上位に位置付け、獲得交渉を行っていた。オグレディは球団を通じて「伝統ある埼玉西武ライオンズでプレーする機会をいただき、とてもうれしく、そして興奮しています。チームの日本一に貢献し、ライオンズファンの期待に応えられるよう精いっぱいプレーします。また、家族とともに日本の文化を学ぶことができるのも楽しみです」とコメントした。

オグレディは19年にレッズでメジャー初昇格。昨季はレイズへ移籍し、今季はパドレスでダルビッシュの同僚としてプレー。3年連続メジャーで本塁打をマークしている。今季3Aでは打率2割8分1厘、15本塁打、10盗塁、出塁率3割6分6厘と安定した成績をマーク。左打ちでパンチ力のある打撃に加え、走塁面でも期待でき渡辺久信GMは「タイプ的には中距離ヒッターですが1発の魅力もあります。ライオンズでは外野の一角を担い、チームの優勝に貢献してほしいと思います」とコメントした。

また守備は両翼だけでなく中堅もこなし一塁も守れるため、指名打者も含め打線を組み替えながら起用することができる。今季西武は打撃不振で総得点数はリーグ5位と低迷。42年ぶり最下位の要因の1つとなった。走攻守バランスの取れたオグレディは補強ポイントに合致。打線に加われば、クリーンアップの一角も任せられる。来季巻き返しに大きな戦力となりそうだ。