日本ハム宮田輝星外野手(23)が札幌市内で球団と契約更改交渉に臨んだ。

19年の育成ドラフト1位で入団。50メートル5秒7の俊足を生かして昨シーズンは2軍でチームトップの13盗塁。2年目の今季は8月31日に支配下登録を勝ち取った。「1年目は上がれず悔しかった分、今年上がれてうれしかったです」と喜んだ。

支配下登録後は即1軍昇格し、9月2日のオリックス戦では代走出場からプロ初盗塁を決めた。さらに2死二塁から前進守備の左前に飛んだ打球で迷わずホーム突入。タッチを華麗にかわし、ホームを陥れた。「ああいう場面で走るのを栗山(前)監督にも期待してもらっていた。あまり恩返しできなかったのがプレー以上に悔しいところ」と残念がった。来季は「代走だけで終わらず、レギュラーを目指したい」と闘志を燃やした。