日刊スポーツはオリックスの25年ぶりリーグ優勝を記念し、「火曜B」と題したスペシャル企画を来年1月末まで毎週火曜日にお届けします。

第1回は、全国津々浦々から集まった主力組恩師からの祝福やエールのメッセージ集です。

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◆山本由伸

「正直ここまでになるとは」

▼都城・石原太一元監督(27) 高校時代からそうだったが、野球がすごく好きな子で、どんな試合も楽しそうに投げていた。高校は体づくりもまだで(プロで)2、3年かけてしっかり土台をつくり、まずは1軍で投げられるようにと目標設定の話はしていましたが、正直ここまでになるとは誰も想像していなかったでしょう。その2、3倍以上の活躍をしてくれているので、本人の頑張りというか集大成の結果だと思う。

◆安達了一

「苦労して、今の野球人生が」

▼上武大・谷口英規監督(52) 田舎の子で、大学でイチから積み上げて成長した選手。大学でプロにかからず、社会人に行ってからのドラフト1位でドラフト指名。そういう面では苦労して、今の野球人生が成り立っているのでしょう。それが報われてよかったと思います。ドラゴンズからトレードで入った松井(雅)も同級生。大学で同期の2人が頑張っている姿もうれしいですね。

◆紅林弘太郎

「自分を第一に優先する。性格はプロ向き」

▼駿河総合・望月俊治監督(56) 今の肩の強さは想像できました。深い位置からのスローイングや捕ってからのスピードなど、プロに行って成長しましたね。静岡で一番長打力はありました。高校のときはムードメーカー。わが道を行くという感じで、黙々とやっていくタイプ。誰かのためにしようという気持ちを外に出さず、まずは自分を第一に優先する。性格はプロ向き。鈍感力なんですかね。

◆福田周平

「今までのキャプテンでミーティングが一番短い」

▼広陵・中井哲之監督(59) キャプテンをやらせていたんですが、広陵の今までのキャプテンの中でミーティングが一番短い。「死ぬ気でやれ! 死ぬ気でやるぞ!」だけ。その後、副キャプテンが必要なことを話したりしてフォローしてました。体が小さくて、夢を持っていたので、勝ち気なやつでした。怒られても怒られても、相手が大きくても向かっていくガッツがありました。

◆若月健矢

「同じことを継続してできる」

▼花咲徳栄・岩井隆監督(51) 試合後に充実感ある若月の表情がたくさん見えた1年でした。実直な男で、精神的にも肉体的にもタフだから、同じことを継続してできる。去年、選手会長をやらせていただいて、言葉も大人になりましたね。配球も進化しました。絶対に負けられない、1球も間違えられないプレッシャーの中で、投手の良さを引き立てていて、本当に素晴らしかったです。

◆宗佑磨

「松井裕樹投手のスライダーも直球も」

▼横浜隼人・水谷哲也監督(57) 生まれた年に(オリックスが)優勝して、25歳で25年ぶりの優勝…。巡り合わせがありますね。今シーズンは1年間ケガなく活躍し、素晴らしかったです。地道にブレずに努力した成果です。高校時代は苦手なタイプの投手もいましたが(桐光学園-楽天の)松井裕樹投手のスライダーも直球も打てるすごさがありました。ますます、高みを目指してほしいですね。