阪神の西勇輝投手(31)が30日、西宮市内の球団施設で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸2億円プラス出来高でサインした。来季は4年契約の4年目となる。

移籍後3年連続2桁勝利が期待された今季は6勝9敗、防御率3・76と悔しい結果に終わった。「(移籍後)1年目、2年目とうまくいっていたんですけど、今年に限っては納得いかない部分が多かったので、それを改善して、しっかり自分の持てるものを出していければ。(納得いかないのは)結果ですね」と話した。

首の寝違えや右肘違和感など、度重なる故障に悩まされながらも24試合に先発し、規定投球回を超える143回2/3を投げた。9月10日広島戦(マツダスタジアム)では史上140人目の通算100勝も達成した。この日の交渉の席でも「来季に向けて内容の濃い話でしたね」と、球団としっかり話し合った。

「(このオフは)とにかく頑張るだけですね。来季はしっかり結果を出して頑張りたい」。エースが結果で今季あと1歩だったリーグ優勝へ導く。