阪神近本光司外野手(27)が3日、スポーツ親善大使を務める地元兵庫・淡路市で講演会を行い、集まった小中学生、保護者に向けて熱く「進路相談」を行った。

近本は淡路市の東浦中を卒業後、高校は島外の社へ進学。両親や兄弟が島内の津名を卒業していたこともあり「周りは津名に行くやろって思っていたと思います」と当時を振り返る。「でも僕はそのまま行かへんぞ、って思って。体を動かすのが好きで、社には体育科もあった。自分で考えて自分で決めたのは良かったです。『自分がやりたいことやしたいことは、自分で決める』っていうことが一番言いたい」と訴えた。

講演会は中学時代の恩師、巽史明氏(現一宮中教諭)が進行役を務め、近本と息ぴったりなやりとりを展開。代表生徒からの質問にも答え、木製バットでスイングを披露するなど、かわいい淡路島の後輩たちのために約1時間たっぷりと語った。

「言われたことって意外と覚えてないと思うんですけど、巽先生に『道の真ん中を堂々と歩ける人になれ』って言われたことは覚えていたりする。中学の時に近本が講演会に来たなと覚えていてくれたら。今日の話が何かのきっかけになってほしい。僕も頑張って日本一になって、淡路島に帰ってきます」と日本一宣言で会を締めた。

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