楽天石井一久GM兼監督(48)がユーティリティーの重要性を説いた。

今秋のフェニックス・リーグでは遊撃手の小深田が中堅守備に就いた。「何かあった時にチームとしても助かるし、個人としても生きる道を模索できる。そんなに何個もできなくてもいいんですけど、複数ポジションできることがベストかなと思います」と話した。

今季のオーダーでも、鈴木大は茂木が三塁に入る日は一塁を、銀次らが一塁に入る日は三塁を守った。本来なら二遊間の山崎剛は、6月と9月に3試合、中堅で先発。渡辺佳も内外野でスタメン出場している。「試合に出るチャンスも増えるので、選手にとっては有利かなと思います。やりたいってところがあれば、そこの適性があればいいと思います」と、自発的な挑戦も歓迎する。