巨人が来季新外国人候補として米独立リーグのアダム・ウォーカー外野手(30)をリストアップしていることが5日、分かった。アメリカン・アソシエーション・リーグのミルクマンに所属。メジャー未経験も、今季は打率3割2分、33本塁打、101打点。本塁打王を獲得し、2年連続でリーグMVPに輝いた。国内では日本ハムを自由契約となった西川遥輝外野手(29)の獲得調査に乗り出すことも判明した。

<巨人の外野手事情>

今季は丸、松原、ウィーラーの3選手が軸になった。中堅は丸が106試合に先発。右翼は開幕当初は梶谷がレギュラーも、負傷離脱の影響で60試合にとどまった。松原は右翼の57試合を中心に全ポジションで2桁試合以上に先発。左翼は82試合に先発のウィーラーに、今季限りで現役引退した30試合の亀井が続く。それぞれ9選手がスタメンに名を連ねた右翼と左翼は、完全に固定されておらず、激しい競争が見込まれる。

◆アダム・ウォーカー 1991年10月18日生まれ、米ウィスコンシン州ミルウォーキー出身。ジャクソンビル大から12年ドラフト3巡目でツインズ入り。契約金は約49万ドル(約5390万円)。13年は傘下1Aで27本塁打、109打点でリーグ2冠とMVP。マイナー通算は704試合で打率2割4分2厘、143本塁打、492打点。19年からの米独立リーグでは今季まで3年連続20本塁打。右投げ右打ち。身長196センチ、体重104キロ。同姓同名の父は87年にNFLで2試合に出場。はとこに98年シルバースラッガー賞(二塁)のダミオン・イーズリー内野手(タイガース)がいる。