ソフトバンク千賀滉大投手(28)が5日、ペイペイドームで契約交渉に臨み、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、2億円増の年俸6億円でサインした。日本人投手では球団最高額。年俸変動型の5年契約だが、選手側が契約の見直しや破棄ができる「オプトアウト」が付く。順調なら来季中に海外FA権を取得する見込みで、メジャー挑戦を前提とする異例の契約となった。

◆ソフトバンク千賀が年俸6億円で契約更改。6億円到達は史上9人目。千賀は来年1月30日で29歳になるが、20代での6億円到達は02年松井秀喜(巨人)の28歳シーズンに次ぐ2人目となり、投手では初めて。20代投手の5億円以上は、25歳シーズンに5億円だった11年ダルビッシュ有(日本ハム)以来2人目。昇給額は20年1億4000万円→21年1億円→22年2億円。1億円以上のアップを3年続けた選手は17~19年菅野智之(巨人)に次ぎ2人目。自らの育成ドラフト入団最高年俸を更新し、1年目の270万円から約222倍の大躍進だ。

(金額は推定)