19年王者のJFE東日本(千葉市)が前回大会準優勝のNTT東日本(東京都)にタイブレークの末敗れ、8強で姿を消した。

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最後まで諦めなかった。5点をリードされた延長11回。内野ゴロの間に1点、代打中沢彰太外野手(27=早大)の2点中前適時打で2点差まで詰め寄った。本塁打が出ればサヨナラの2死一、三塁。代打の赤木陸哉外野手(24=国際武道大)が空振り三振に打ち取られ、ゲームセットとなった。

主砲の一打も光った。1点ビハインドの6回1死二塁。4番の平山快主将(25=東海大)が中前へ同点適時打。試合を振り出しに戻した。しかし、同点で迎えたタイブレークの10回1死満塁。サヨナラの場面で遊飛に打ち取られ、「自分のせいで負けたなと。あそこで打てなかったのが全ての敗因だと思います」と肩を落とした。

落合成紀(しげのり)監督(39)は「負けたら監督の責任。詰めの甘さが出ました。最後まで選手たちは粘り強く戦ってくれました」と、最終回の攻撃をたたえた。