元DeNAの松尾大河内野手(23=琉球ブルーオーシャンズ)が8日、メットライフドームで行われている12球団合同トライアウトに参加した。

【詳細】33人が参加 2021プロ野球12球団合同トライアウト>

第1打席は広島畝章真投手から、真ん中に入ってくる136キロの球を打って、左前打で出塁した。次打者の時に二盗を決めた。

第2打席は阪神石井将希投手と対戦。2ストライクから143キロの内角直球に空振り三振した。

第3打席は中日三ツ間卓也投手と対戦。カウント3-1から139キロの内角ツーシームを見切り、四球を選んで出塁した。次打者の時に、この日2つ目の二盗を決めた。

第4打席は日本ハム鈴木遼太郎投手と対戦。1ボール2ストライクから内角低めに落ちるフォークボールに空振り三振を喫した。

第5打席は、巨人古川侑利投手との対戦。初球の148キロ内角直球に中飛だった。

第6打席は西武多和田真三郎投手からストレートの四球を選んだ。

打撃では4打数1安打2四球。守備では二塁や遊撃などで、軽快な動きを見せた。盗塁を積極的に仕掛け、足もアピールした。「とりあえず無事けがもなく野球を楽しめたのでホッとしました。トライアウトを1年空けてきているので、2年前と変わっているところを見せられたらいいなと。(盗塁は)行けたら行くと決めていた。アピールするしかない」。2年ぶりとなるトライアウト受験を振り返った。

松尾は秀岳館高から16年ドラフト3位でDeNAに入団した。18年に登録名を大河に変更した。プロ3年間で1軍出場はなく、19年限りで戦力外通告を受けて退団。20年から独立リーグの琉球ブルーオーシャンズでプレー。21年はBCリーグの茨城アストロプラネッツに派遣されていた。

今後については「プロはもちろんですし、もっと幅広く社会人だったり、独立リーグだったり、視野広く待っているつもり」と話した。