「バズーカ」進化版のカギはミットにあり。阪神梅野が19年モデルのミットに戻すことを検討する。

現在のミットは捕球面のメリットを求め、指入れ部の長さを短めにしたが、送球時の持ち直しに多少の課題が出たという。球界屈指の強肩も、今年は盗塁阻止率2割8分8厘にとどまった。終盤には故障もあり正捕手の座を坂本に譲った。4年連続のゴールデングラブ賞も逃した。

梅野は「毎年キャリアハイを目標にしてやっているが、今年はそれを超えられなかった。まだまだ自分に課題はある」と話しており、技術向上に余念はない。19年はリーグ最多タイの27盗塁刺で阻止率3割7分を記録しただけに、数値回復の期待がもてる。SSK社の担当は「ミットを大きくしたり、小さくしたり試行錯誤していた中で、1回戻してみようかという話になりました」と説明。数種類を試しながら備える予定だ。