ソフトバンクの新選手会長に就任した今宮健太内野手(30)が8日、レギュラー再奪取に意欲を見せた。福岡市郊外で行われた選手会のゴルフコンペに参加。「(選手会長として)しっかり球団と選手の中でサポートしていきたい。来年は初心に戻って巻き返したい」と意気込みを明かした。

今季は125試合に出場したが打率2割1分4厘と低迷。一昨年から続く左ふくらはぎの故障などの影響で、途中出場も増えた。遊撃のポジション争いは牧原、周東、川瀬らの台頭で激化の一途だ。「激しい競争を勝ち抜ければ、またひと皮むけるのかな、と思うし、勝ち抜けられなかったら、正直そこまでかなという危機感は持っています」。

年明けの自主トレも福岡県内で単独で行う。「自分のことだけを考えて。(みんなでという)余裕はない」。オフは課題の打撃向上へ徹底した打ち込みを行う。ショートストップ返り咲きへ、背水の覚悟で挑む。