「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で行われた。

第1部のファーム表彰式では、オリックスのドラフト3位ルーキー来田涼斗外野手(19)が優秀選手賞の表彰を受けた。1軍初打席の初球に本塁打を放つ衝撃デビュー。高卒新人による「初球本塁打」は、史上初だった。2軍でもリーグ3位の82安打と着実に経験を積んだ。「来シーズンは1軍でもっと活躍して、これよりいい賞を取りたい」と宣言した。

1軍が25年ぶり優勝を果たしたオリックス勢には熱い視線が送られた。

ヤクルト内山壮真捕手(19)はライバルを聞かれると来田の名前を即答。「同じ高卒(新人)。負けないようにこれから頑張りたい。高校時代から一緒に頑張ってきた相手でもある、プロの世界でも同じ舞台に立ててすごくうれしい気持ち」と話せば、2年目の楽天黒川史陽内野手(20)は「オリックスの紅林選手。自分と同学年で、負けたくない気持ちがある」と、同じ内野でレギュラーを獲得した大型遊撃手を意識していた。