巨人の全71選手の契約更改が21日、終了した。全員が一発サインで更改。アップした選手は46人でダウンした選手は19人だった。現状維持は6人(うち4人は複数年契約)。年俸の増減をランキング化した。(小数点以下は四捨五入。金額は推定)

【アップ更改ランキング】

◆高橋優貴=88%増

チーム最多11勝を挙げた左腕が、大幅アップをつかんだ。年俸1920万円から年俸3600万円となった。

◆松原聖弥=82%増

育成の星がランクイン。球団の育成ドラフト出身者で初の規定打席到達と同出身でプロ野球史上最多12本塁打。さらに球団歴代2位タイの27試合連続安打と飛躍のシーズンになった。来季から背番号が「9」に変更される。年俸2200万円から年俸4000万円でサイン。

◆香月一也=71%増

加入2年目で自己最多39試合に出場し、3本塁打を放った。左肩を手術した影響で育成選手として再契約となったが、ランクインを果たした。年俸700万円から年俸1200万円でサインした。

◆畠世周=65%増

先発に加え、ロングリリーフ、セットアッパー、抑えなど幅広い役割を任された右腕。年俸2200万円から年俸3630万円でサインした。

◆戸郷翔征=54%増

◆八百板卓丸=44%増

◆岡本和真=43%増

◆田中豊樹=36%増

◆湯浅大=33%増

◆中川皓太、若林晃弘=27%増

◆戸田懐生=24%増

◆大城卓三=22%増

◆北村拓己=20%増

◆広岡大志=19%増

◆立岡宗一郎、大江竜聖=18%増

◆坂本勇人=17%増

◆鍵谷陽平=15%増

 

※山口俊=100%増

6月に復帰したどすこい右腕は、年俸3000万円から年俸6000万円にアップ。ただ、他の選手とは条件が異なる。19年オフ、総額6・9億円プラス出来高でブルージェイズと2年契約を結んだ。今年2月にジャイアンツ傘下3Aサクラメントに移籍。メジャー球団が年俸の大半を肩代わりしたことに加え、6月の加入で契約期間も短かったことから、2勝8敗ながら大幅アップとなった。

 

【ダウン更改ランキング】

◆中田翔=56%減

シーズン途中に日本ハムから加入した昨季のパ・リーグ打点王は、巨人加入後も思うような成績を残せず。年俸3億4000万円から年俸1億5000万円で契約を更改した。

◆菅野智之=25%減

球団史上最高年俸の8億円から2億円減の年俸6億円で更改したエースがランクイン。4度の出場選手登録抹消などで苦しみ、自己ワーストの6勝にとどまった。

◆高木京介、鍬原拓也=20%減

2人がランクイン。3月に支配下契約を勝ち取った高木は負傷の影響で15試合の登板にとどまった。年俸2500万円から年俸2000万円でサイン。17年のドラ1右腕・鍬原は8月に支配下に返り咲くも、1軍登板がないまま今オフに育成選手として再契約を結んだ。年俸1320万円から年俸1060万円でサインした。

◆太田龍=19%減

◆桜井俊貴、伊藤優輔、奈良木陸=10%減

 

※金額は推定