DeNAは22日、タイラー・オースティン外野手(30)の来季残留を発表した。来季の年俸は推定2億円。新たに3年契約を結び直し、4年目は球団オプションがついているとみられる。総額は8億5000万円規模という大型契約となった。

オースティンは東京五輪で米国代表の主砲を務め、銀メダルを獲得。ベストDHに選出されるなど、実力を世界にアピールしたため、メジャー流出が心配されていた。球団を通じ「来シーズンも横浜DeNAベイスターズと契約させていただくことが決まりました。ベイスターズファンの皆さん、来シーズンも横浜スタジアムで皆さんと会えることをとても楽しみにしています」とコメントを出した。

オースティンは今季、初出場が4月中旬にずれこみながらも打率3割3厘、28本塁打、74打点と好成績を残した。五輪でも打率4割1分7厘、2本塁打、OPS1・254と大暴れ。走塁でも献身的なプレーでチームをけん引した。

12球団最強レベルの打率3割、2桁本塁打という外野トリオが堅持された。中堅桑原が4年契約を結んだ同時期に、助っ人右翼が残留を決めた。左翼佐野も健在で日本ハムから大田も加入。最下位から24年ぶりの優勝へ向け、戦力は充実の一途をたどる。(金額は推定)