日本ハムのエース上沢直之投手(27)が、来季の登板時に大胆なパフォーマンスを検討していることを明かした。11月末のファンフェスティバルでは、新庄剛志監督(49)がカウンタックに乗って登場。上沢は登板時に、BIGBOSSのスーパーカーパフォーマンスを、再現するプランをあたためている。

上沢は今季、自己最多となる12勝を挙げた。エースと呼ばれるにふさわしい活躍を見せたが、まだ経験できていないことがあった。「ずっと先発なので、リリーフカーに乗ったことがないんですよ。1度は乗ってみたいなと思っていて」。ファンフェスでは新庄BIGBOSSが、白いランボルギーニ・カウンタックを自ら運転してグラウンドに降り立った。「あれいいですよね。“先発カー”があってもいいんじゃないですか」と、BIGBOSS流のスーパーカーパフォーマンスに前向きだ。

うってつけの車も、手に入れている。ファンフェスティバルで投手チームを率いた上沢は、キレキレの全力ダンスを再三にわたって披露。見事MVPに輝き、フェラーリ1年間乗り放題権を獲得した。「ちょうどいい車もらいましたもんね。ナンバーを企業名にして出れば、スポンサーも喜ぶだろうし、“あり”じゃないですか」と意欲的に話している。

一方でパフォーマンスに向けた“練習”は少し先になりそう。今年から札幌に移住しており、千葉・松戸出身の右腕は「冬は憂鬱(ゆううつ)です。雪国で育ってないので、雪かきどうしようとか、心配が多いです」と渋い表情を見せた。「車の運転も怖いっすよね。まあ、すぐキャンプとかも始まるので戻ってきてから」と苦笑い。夢の先発カーが実現するか注目だ。【小林憲治】