楽天の内野の定位置を争う3人が“呉越同舟”自主トレでレベルアップを図る。

14日、小深田大翔(26)、山崎剛(26)、黒川史陽(20)の3選手が滋賀県内での自主トレを公開した。楽天の内野のレギュラーを狙う3人。オンライン取材に応じた小深田は「同じ内野手としてこうやっているので、まわりを見て刺激になる部分もありますし、勉強になる部分もあるので、それはすごくいいと思います」と手応えを口にした。

DeNAに復帰した藤田一也内野手(39)のもとに同行。約20日間に及ぶ自主トレで、個々の課題に向き合っている。特に小深田と山崎剛は、遊撃のポジション争いが熾烈(しれつ)だ。昨季は9月を境目にレギュラーが入れ替わり、スタメン起用が増えた山崎剛は「自分次第。自分に矢印を向けてやっています」と、インナーマッスルを強化。レギュラーとして1年間戦える体を作り上げている。

小深田は藤田から助言を受け「守備の部分で股関節がまだまだうまく使えてない。しっかり股関節に乗せるというのは、重点的にアドバイスいただきました」と課題克服に力を注ぐ。目標には30盗塁を掲げた。

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高卒3年目の黒川は、昨季二塁と三塁で出場を増やした。「すごい勉強になる部分がたくさんある。でもそういう方たちを押しのけて試合に出ないといけない。やりにくくはないけど、負けたくないという気持ち」と奮い立たせる。切磋琢磨(せっさたくま)でしのぎを削り合いながら、三者三様の高みを目指していく。