スケールアップした“メガゴジラ”が宮崎に上陸した。巨人秋広優人内野手(19)がキャンプイン初日の1日、松井秀喜氏が背負った「55」のユニホーム姿を初披露。「注目してもらえる分、プレッシャーもある。力に変えてやっていきたい」と誓いを立てた。

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背番号も、体重も、打球も、スケールの大きさがあふれ出る。フリー打撃と特打を合わせて、15発をかっ飛ばした。今オフの自主トレでは沖縄・石垣島で師匠・中田の下、1日9合の米をかき込んで体作りに励んだ。新背番号の練習着はワンサイズアップの4XLに。松井氏の2年目の身長185センチ、体重90キロを上回る身長2メートル、体重101キロに到達。「スイングスピードは上がったと思うし、逆方向の打球も去年とは違う伸び方、飛び方だった。良い打撃ができているかなと思います」と、重量級の肉体に手応えを口にした。

指揮官からの声掛けも大きな期待の表れだ。フリー打撃を真後ろで見守った原監督から「体が一回り大きくなったというのと、昨年に比べると余裕が出てきている。(最低でも)体重97キロまで落とさないように。未来形はたぶん、110キロくらいになるんじゃないですか」と、ビッグな将来を予見された。

期待を上回る活躍で「巨人の55番」を自分のものにする。「まだ松井さんのイメージが強いと思いますが、いずれは『55番は秋広』と。まだそのレベルの選手じゃないですけど、いずれはそうなれるように頑張りたい」。メガトン級の可能性を秘め、2年目シーズンへスタートを切った。【小早川宗一郎】