いきなり場外弾でアピールした。第2クール初日、新型コロナウイルス感染症から復帰したロッテ安田尚憲内野手と藤原恭大外野手が、ともに初めてB組のフルメニューをこなした。

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フリー打撃で安田は右翼95メートル、高さ約30メートルある防球ネット上を通過する特大弾を披露。「このクールで納得できるスイングを増やしていきたい」と話した。

1月27日ごろから練習を再開したが、せきがひどく心肺機能を戻すのに苦労したという。「もう100%に近い状態。いつでも(A組に)行きたい気持ちはある」と全快で、39スイング中7本を柵越えさせた。

藤原も36スイングで4発を打ち上げた。自主トレ先が地元大阪だったため、隔離期間は実家で療養していた。軽い筋トレや素振りしかできず「しっかり体をつくってきたのに、もったいないなと思った」。前方から向かってくる球を打ったのは久々で「全然過ぎて話にならない」感覚ながら、調子を戻してきている。

キャンプインから別メニュー調整だった2人の本格復帰。A組合流は体の状態を見ながらになるが、井口監督は「万全であれば(藤原)恭大は1番や2番を打ってほしいし、安田には4番を打ってほしいとずっと思っている」と、改めて期待の大きさを示した。