自主隔離から合流したDeNA大田泰示外野手が、ようやく“キャンプ初日”を迎えた。

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別メニューながらランチ特打に入ると、79スイングで2本の柵越え。打球が逆風に押し戻され「なんだこれは」と面食らうも46スイング目で左翼席に運んだ。初めてユニホーム姿でプレーした大田は「今日、僕の中ではキャンプインということで、いいスタート、いい練習ができた」と、3球団目となる新天地で初日から気を吐いた。

激動の3カ月間を乗り越えて迎えたキャンプだ。昨年11月、日本ハムをノンテンダーとなり、1カ月後にDeNAと契約した。オフは横須賀の練習施設「DOCK」で体を動かしていたが、1日から濃厚接触の疑いで一時離脱を余儀なくされた。隔離中は全体練習終了後、誰もいない夜間、動線を分けて室内で約2時間練習していたという。「6日間隔離されて、よりいっそう野球したいと思ったし11月の一件もあり、契約してもらってベイスターズで野球ができる。それを含めて今日1日野球が楽しかった」と、かみしめながらチームの輪に加わった。【栗田成芳】