まさかの“ガラポン”スタメン!? 日本ハム新庄剛志監督(50)が8日、古巣阪神がキャンプを張る沖縄・宜野座で、初の対外試合に臨む。打順は「頭の中では、あります」と詳細は伏せたものの、スタメンを決めるために福引で使う“ガラポン”抽選器を用意したことを明かした。この日は、新アイテムの真っ赤な電動キックボードで宿舎と球場を往復。敵地でも、サプライズ登場を予告した。

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BIGBOSSが、またもや、仰天プランを披露した。初陣となる古巣阪神との練習試合を翌日に控えた7日、キャンプ地の沖縄・名護で明かしたのは、“ガラポン”でのスタメン決定案だった。「あれを用意したんですよね。ガラガラ…」。手でハンドルを回すしぐさを見せ「1番から9番まで入れた箱を…。(普通にスタメンを発表して)『なんやオレ、3番を打ちたかったのに7番か』っていうより(ガラガラを引いて)『あ! 3番!』ってやる方向」と、おどけた。

抽選器は、沖縄入り前にオーダー済みという。既にスタメンは「僕の頭の中にある」ものの、遊び心は忘れない。「全員、どの打順だろうが関係なくて、どれだけ打席の中で奇麗なスイングをするのかを見たい。投手は、どれだけ攻めてくれるか。内角に投げてくれるか」と、ポイントを挙げた。「こっちの要望で1死満塁にしてもらおうかな?」「サイン? ほとんど、ない」。初陣を前にテンションは最高潮だ。

この日は、真っ赤な電動キックボードに乗って登場した。8日、練習試合を行う宜野座には、どんな姿で登場するのか。「言いたいけど、言わない。ただ、玄関で待っていて下さい。上を向いて」。虎党の度肝を抜くサプライズを、予告した。【中島宙恵】

◆日本ハム新庄BIGBOSSが、阪神戦の打順を決めるために用意したという六角形(または八角形)の箱にハンドルのついた抽選器具は、正式名称「新井式回転抽選器」という。大正時代、帽子屋を営んでいた新井卓也氏が、客の抽選サービスのために開発した。一般には「ガラガラ」、「ガラポン」などと呼ばれ、現在でも商店街の福引などに用いられている。1万円ほどの安価な物から、数万円する高級品まで、素材によって価格は幅広い。

◆8日日本ハム戦の阪神予告オーダー

1番(中)近本

2番(二)木浪

3番(三)大山

4番(右)佐藤輝

5番(指)糸井

6番(捕)梅野

7番(遊)小幡

8番(左)江越

9番(一)小野寺

先発 及川

登板予定投手 村上、石井、浜地、湯浅