遊撃の定位置を狙う日本ハム石井一成内野手(27)が、阪神藤浪の155キロ速球を右翼線にはじき返す二塁打を放つなど、2打数2安打とアピールした。「速い真っすぐに負けないように取り組んできた。結果的にヒットになってよかった」と安堵(あんど)した。

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“レジェンド”からの助言も効いていた。試合前、広島で活躍した前田智徳氏から打撃指導を受けた。仕事でスタンドを訪れていた同氏を、BIGBOSSがグラウンドへ呼び、「新庄殿の8人」に急きょ“追加”されたことで実現。同じ左打者の石井は、バットがボールの下をくぐってしまうクセを、大胆な大根切りスイングで修正するよう指導された。「ここまで極端にやるのか…と思いました。それくらいやらないと昔からの悪い癖っていうのはよくならないですし、試合になるとどうしても力が入る。勉強になりました」と、感謝した。

遊撃争いでは、ドラフト3位の水野達稀内野手(21=JR四国)、同9位の上川畑大悟内野手(24=NTT東日本)が加入。「負けられないというか、負けてられない。しっかりと自分のよさを出していきたいなと思います」と力を込めた。