DeNAドラフト1位の小園健太投手(18=市和歌山)が13日、キャンプ初のブルペン入りで16球投げた。

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両親らも見守る中、オール直球で力のあるボールを外角、内角に投げ込んだ。新型コロナウイルスの濃厚接触者疑いで自主隔離し、7日から1軍の練習に合流。待ちに待ったブルペンで大器の片りんを示した。

小園 絶対に力むだろうと思っていたんですけど、案の定、力んでしまった。傾斜で投げること自体が久しぶりだったので、最初はどうなるかなとは思っていたんですけど、アバウトですけど、しっかりコースに投げ分けることはできていたと思うので、最初のブルペンにしてはまとまっていた方かなとは思います。

見守った三浦大輔監督(48)は今後に向け、期待感をふくらませた。「注目される中でブルペンで投げていましたけど、それは宿命ですよ。あれだけ注目されて、ドラフト1位で入ってきて、初めてのブルペンですから。その中でも堂々と投げていたなと思います」と評価し、無限の可能性を感じた。

三浦監督 将来どういう投手になるんだろうって、それだけのモノを感じさせてくれる投手だなと思いますし、今日のブルペンを見ていても、高卒ルーキーのボールではないだろうという、すごいワクワクさせてくれる投手ですよね。

ボールを受けた伊藤光も賛辞の言葉を並べた。「18歳っぽくないなと。新人ではあるけど、堂々としている。本当に素晴らしい球を投げていたので、いい選手だなと。角度もあって、きれいな回転でスピンが利いて、ミットに糸を引くようなボールだった」とゴールデンルーキーの印象を語った。