広島ドラフト1位の黒原拓未投手(22=関学大)が15日、初のシート打撃登板で打者11人に8安打と打ち込まれた。

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先頭の宇草に中前打を許すと林まで5者連続安打を浴び、続く正随には四球を与え1巡目を終えた。2巡目は先頭上本を左飛に打ち取った後に3連打。結果2つのアウトしか奪えなかった。「もうひとつ、(指に)かかり切らないという感覚あったので。その分、見たまんまの球というか、打者もタイミングが取りやすかったかなって思います」。首をひねりながら振り返った。

全体練習後には室内練習場でシャドーピッチングを行い、佐々岡監督と会話する場面もみられた。常にクイック投法での投球も球離れが早く、打者にタイミングが合っていると指摘した佐々岡監督は「課題が見つかって逆に良かったんじゃないか」と前向きに捉えた。黒原も「まだ1年目なので、本当にここからいろいろ学ぶことばかりだと思う。もっと失敗を重ねて成長していければなと思います」と前を向いた。