スペシャリストによる盗塁教室が開かれた。2年目のヤクルト並木秀尊外野手が沖縄・浦添キャンプで、盗塁王3度の山田哲人内野手へ直々に走塁の助言を請うた。「聞きに行って分かることもあった」と教わったのは主に3つ。

<1>帰塁(右手で戻るイメージ)

<2>けん制が来ても戻れるタイミングのはかり方

<3>体勢(走りやすい、かつ戻りやすい体勢を知る)

昨季1軍で4盗塁、2軍で20盗塁したスピードスター候補は「結果で応えていきたい」と感謝した。

“先生”山田は「チームに必要な選手。警戒される中でしっかり走ってもらって、その盗塁のおかげで勝つ試合を増やしたい」と、惜しみなく技術と考え方を伝授。自身はここ2シーズン、1ケタ盗塁にとどまっている。「今年は貪欲に。数字的な部分も1個でも多く走りたい」と話し、33盗塁を目標に掲げた。