西武、巨人などで活躍し、NPB歴代5位の通算525本塁打を放った清原和博氏(54)が22日、中日の沖縄・北谷キャンプを視察した。午前11時30分ごろ球場に入り、福留、ビシエドのランチ特打を、PL学園の2学年後輩にあたる立浪監督と三塁側ベンチから見守った。

石川昂、ドラフト2位鵜飼航丞外野手(22=駒大)も急きょランチ特打に組み込まれ、清原氏は2人にあいさつ。石川昂にはベンチで約5分間、立浪監督を交えてアドバイスを送った。

石川昂は19年ドラフト1位入団の主砲候補生。立浪監督は、昨年末に石川昂について「ボールを飛ばす打者は過去いろいろいたが、そんなに振っている感なく打球が飛ぶというのは清原さん。スイングスピードもあるからボールが飛ぶし、石川が持っている天性の才能」と現役時代の清原氏を持ち出し、評していた。入団から2年はケガなどもあって本塁打のない若竜に対し、以前からPL学園の先輩による直接指導を望んでおり、それが実現した形だ。