阪神ドラフト3位の桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大)が「開幕1軍」を当確させた。

キャンプ最終日に、矢野監督は新人左腕の名を挙げた。「桐敷は使えるんじゃないかなというメドは立ったと思います。いい意味で1年目から安定したものが出せる力を持っているという評価ができる1カ月だったので、どこでもやれると思います」と評価。貴重な新戦力として、開幕メンバー入りが濃厚となった。

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桐敷は2月15日のシート打撃で安打性ゼロの投球で存在感を示すと、対外試合デビューとなった20日の中日戦で1回を11球で華麗な3人斬りを見せた。26日の中日戦で2回1失点こそしたが、着実にアピールを重ねた。「まずケガなくできたのが良かった。対外試合、オープン戦と投げられて、最後は失点してしまったが、3月に向けた課題が見つかった。3月は結果もだけど、そこは重圧を感じず、自分の投球をすることを意識したい。自分の投球をしていきたい」。

開幕ローテーション入りの可能性を残しており、中継ぎでもおもしろい存在だ。金村投手コーチは「両にらみですかね」と現状を話す。今後はオープン戦などで場数を踏み、自らの仕事場が固まる。