中日ドラフト2位鵜飼航丞外野手(22=駒大)がオープン戦1号アーチを放った。前日まで10打数1安打だったが、この日は3打数2安打2打点と爆発。開幕スタメン左翼争いに挑む新人大砲が、猛アピールを開始した。

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6回無死一塁。ソフトバンク重田の初球高め145キロ直球を見逃さなかった。左翼席中段に運ぶ逆転2ラン。「真っすぐを1球で仕留められた。良かった。完璧です」。2月16日の日本ハムとの練習試合以来となる1発で、東都リーグタイの4試合連続本塁打を放った豪打とともに笑顔も取り戻した。

3回にはバットを折りながらも左翼フェンスを直撃する二塁打も放っていた。「立浪監督のおかげです」と、狙い球を絞れとアドバイスされた指揮官を持ち上げた。「今日は一番リラックスして軽く振った」。中村紀打撃コーチから学んだ脱力スイングにも手応えを得た。

開幕左翼争いには2日に1号ソロを放った阿部、5日ヤクルト戦から合流予定のベテラン平田らが控える。「打たないとスタメンは絶対取れない。打つしかない」。新人大砲は、3・25だけを見据えた。【伊東大介】

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▽中日清水(2番手で1回無失点。プロでオープン戦初勝利)「自分のペースで相手と勝負できて良かった」

▽中日岩崎(古巣相手に5番手で登板し、先頭から2連打も1回無失点)「登場曲を流してくれて引退試合かと思いました(笑い)。投球感覚的にはまだまだなので、全てをもっと上げていかないといけない」