昨秋都市対抗優勝の東京ガスは、若手投手陣が安定感をみせた。

先発の3年目左腕、高橋佑樹投手(24=慶大)は6回5安打1与四球で1失点と試合を作った。カーブやチェンジアップを中心に、コーナーを付く直球を織り交ぜ、5三振を奪った。

昨秋都市対抗でも好投をみせた高橋は「今日は全体的にバランス良く投球することを心掛けました。変に力まず投げられましたし、7割くらいには仕上がってきたと思います」と、17日から始まる東京都企業春季大会に向け、順調な調整をみせた。

2番手はルーキーの皆川喬涼投手(22=中大)。2回を1安打1失点。3者連続を含む、5つの三振を奪った。140キロ台の直球を外角いっぱいに集める投球で、犠飛による1点に抑えた。「外角への直球がないと、変化球も生きてこないと思っています。元々得意ではないので、多い時はブルペンで50球ぐらい投げ込んでいます」と、練習が結果につながった。