<オープン戦:広島6-5日本ハム>◇11日◇マツダスタジアム

広島松山竜平外野手(36)が、11日のオープン戦・日本ハム戦(マツダスタジアム)に「4番一塁」で出場した。3-1の6回1死から右翼ポール際へ“今季1号”。実績を考慮され、春季キャンプ以降は2軍調整を続けていたが、この日から1軍合流。今季1軍初実戦でいきなりアーチをかけた。4回1死でも中前打を放ち、3打数2安打。チーム生え抜き最年長が、仕上がりの良好さをバットで証明した。 

【ニッカン式スコア】広島ー日本ハム 詳細スコア

広島松山は“こんにゃくライス”で体重を維持している。昨季終了後に「(21年は)代打でほとんどを過ごし、体のキレとかがなくなってきていると感じていた。とにかく動いて体をつくりあげようと思った」と、肉体改造を決断。今オフは酒量を減らして食事制限などを自らに課し、6キロの減量に成功した。

もちろんキャンプ以降も食事制限は続けている。「米とこんにゃく米を半々にして、かさを増す。高タンパク、低カロリー。サプリメントには頼らない」のが松山流。節制で体の状態を維持している。

この日は2安打。「しっかりと体がキレて回転できているので、ああいう打席につながっている」。動きやすさは格別のようだ。【前山慎治】