<オープン戦:立大6-1TOKYO METS>◇12日◇立大グラウンド

今秋ドラフト候補の立大・山田健太内野手(3年=大阪桐蔭)が今季初の実戦に出場した。

クラブチームのTOKYO METSを相手に「4番・二塁」でスタメン出場。1回1死一、三塁で迎えた第1打席で、2ストライクと追い込まれてながらも左前にポトリと落ちる二塁打を放ち、先制点を挙げた。

初打席で適時打をマークするなど2打数1安打1四球。「自分にできることを100%やろうと思っていた。(適時打は)いい形ではなかったけど、ヒットが出たのはよかったです」と振り返った。今オフは筋力トレーニングに重点を置いており「力を入れずに振っても、打球が飛びました」と手応えもあった。

大阪桐蔭3年時に、同級生の中日根尾、ロッテ藤原、巨人横川、日本ハム柿木らと甲子園春夏連覇を達成。頂点に立つ厳しさは、よく分かっている。ここまで大学通算62安打。100安打まで残り38本に迫るが、主将として「今まで以上にチームに対する意識が高い。今年こそ優勝したいし、チームが勝つためにプレーしたい」。

チームは、主力組のオープン戦でここまで3連勝。この日も、先発の池田陽佑投手(2年=智弁和歌山)が5回を被安打2の7奪三振、1失点と試合をつくった。溝口智成監督(54)は「あと1カ月、実戦の中で鍛えていきたい」と4月9日の春季リーグ戦開幕を見据えていた。