西武辻発彦監督(63)は「この4点は非常にうれしかった」と、2回の攻撃を振り返った。

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日本ハム根本に対し、先頭栗山が9球粘り、四球で出塁。源田は三ゴロだったが、併殺は免れた。愛斗が四球で1死一、二塁。金子は三ゴロで走者を進め、2死二、三塁とした。

そこから、鈴木、森と続けて四球を選び、押し出しで、まず1点。なお2死満塁で、中村が右中間へ走者一掃の3点適時二塁打を放った。

辻監督は「打線として攻めていけるように。昔みたいにがんがん打って、山賊(打線)だの、何点でも、ということにはいかないはず」と冷静に現状を見ている。テーマには「打線で粘る」を掲げる。「源田が最悪、ランナーが代わってくれれば、というところで代わってくれて。金子は追い込まれたけど、しぶとく内野ゴロで二、三塁。これも大きな仕事。相手投手は落ちる球、ワンバウンドが放れない。内野手にもプレッシャーがかかる。そういうプレッシャーがかかる内容にしなきゃいけない」。

栗山の四球には「やっぱり違う。栗山の選球眼は」。中村の1打は「頼りになるよ」と、ベテラン2人の働きも大きかった。指揮官は、各自が粘って、つないで奪った4点に満足そうだった。